昨今中東情勢の変化により、中東に石油を依存している国々の備蓄量がニュースなどに取り上げられ、我々含め各国の人々が今後の情勢に不安を抱きながら過ごしています。
今回は弊社と取引のあるベトナムの石油の状況をご紹介いたします。
ベトナムの石油備蓄量は全体でおおよそ40日分と言われており、日本の備蓄量(おおよそ250日分)と比較するとかなり少ない状況であり、ASEANの中でも少ないと言われています。
ベトナムの首相が日本含め、各国に協力の要請をしているとの情報もあり、おおよそ10日分の上積みができたなどといった情報も出ております。
日本はというと、まずは国内での安定供給ということで国家備蓄の売却先は国内の石油精製会社優先に行うと発表されています。
ベトナム自体は精製所はかなり整っており、石油さえ入手できれば国内使用の70%は精製できる体制はあります。
ホルムズ海峡が閉鎖中の今、中東に約80%以上を依存していると言われるベトナムはかなり厳しい状況となっています。
近隣のフィリピンではエネルギー非常事態宣言が出されており、電気料金の抑制のため、国内の石炭火力発電所の拡大を進めていく方針のようです。
国内駐在者の情報では、ガソリンなどの価格変動は著しいが、大きな規制などはない様子。GRABなどの利用料金も上がっていないことは不思議とのことで、今後ベトナム国内の生活はどのように変化していくのか注視していく必要があります。
では弊社と取引のあるベトナムの鋳造工場はどうかというと
現在のところ製造上大きな問題は起きておらず、原材料の値上げなどもない状況です。
ただし石油由来の副資材などは少しずつ値段が上がっており、一番の影響として、ベトナム国内の輸送費、港での取り扱い費、船運賃が上がっているという情報があります。
つい最近日本側のトラック運賃も値上げの連絡が来たため、近い将来様々な物流にまつわる費用が上がっていくものと思われます。
お客様も供給不安を心配いただいておりますが、前倒しで納入させていただいたり、お客様に適正在庫量を一時的に増やしていただくなどご協力いただきながら、世界情勢を注視しつつ対応していきたいと考えております。





