2017年5月17日水曜日

こんにちは。
安藤です。

中国の山東省と河北省に出張してきました。

今回は取引先工場のステンレス材料(スクラップ)について。

弊社が扱うステンレスは主にSUS304、316スクラップからSCS13やSCS14が主流ですが各工場独自のスクラップ調達ルートを持っています。
(長年の実績ある調達先を複数社もち、価格とのバランスを見て材料を調達しています)

スクラップ材


鋳造では調達したスクラップ材(新材※上の写真)と注湯後に出るリターン材(旧材※下の写真)を使用し注湯を行っています。

リターン材


各社のノウハウや製品性質によってその割合を決めていますが、新材をより多くすることにより、不純物混入が少なくなり鋳造欠陥を少なくすることができます。
また、リターン材も数回使用した後、売却処理をおこない(注湯の原料には不純物が多く使えないため)製品の安定した品質を守ります。

弊社の取引する工場は長年の実績から安心した材料を調達し製品の提供をしています。

鋳造は非常に難しい工程ではありますが、各社それぞれのノウハウや考え方をもってお客様要求の品質を確保していることを今回改めて考える機会となりました。



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IPC Co.,Ltd
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